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  • 近視は治る?

治りません。

近視の原因によっては治療で視力が改善することもありますが、眼軸(目の奥行き)が伸びたことが原因の場合は基本的に治ることはありません。

  • 近視になる、近視が進行する要因は?

遺伝と環境要因があります。

  1. 親が近視(遺伝要因)☞☞☞両親どちらかが近視であると近視発症のリスクが高くなります。
  2. 近距離での作業(環境要因)☞☞☞非常に近い視距離と連続的な近業時間に関連性があります。
  3. 屋外で過ごす時間の短縮(環境要因)☞☞屋外活動は、近視の発生を抑える効果があります。近距離での作業を頻繁に行う子どもにも近視抑制効果が認められています。
  4. 近視の発症年齢☞☞近視の発症年齢が低いほど将来に強い近視になる傾向があります。

以上から、子どもの近視の発生と進行を抑えるためには、スマートフォン・タブレットなどのデジタルデバイスの使用や読書・勉強時には、適切な作業距離と時間を保ちながら、定期的に休憩を取り、屋外での十分な活動時間を日常的に確保することが重要となります。

  • 近視はいつまで進行する?

18~20歳頃に止まることが多いです。

 近視は成長と共に眼軸が伸びることで進行するため、成長期に進行しやすく、体の成長が止まる頃に近視も止まるのが一般的です。

  • メガネを掛ける時期の目安は?

0.7未満(学校の視力測定でC判定)が目安です。

小学生高学年になれば、黒板の字は小さくなり、字画の多い漢字が使われますので、近視が軽くても授業中はメガネが必要になります。学年にもよりますが、0.7を下回ると、後ろの席からは黒板の字が見づらく勉強にさしつかえるのでメガネを用意しておくことを勧めます。

  • メガネを掛けると近視は進む?

誤解です。ただし・・・

メガネを掛けることは近視の進行を直接的に引き起こすわけではありません。

少し見にくくなってメガネをかけ始める時期と、近視が進んで急激に視力が低下する時期が重なるため、

 「メガネを掛けた」 
 「度が進んでしまった」 
 「見えないのでメガネの度を上げた」 
 「さらに度が進んでしまった」

という具合で【メガネ】=【近視が進む】という思い込みとなり、子どものメガネの装用を極力遅らせる方がいますが、メガネをかけたから近視が進んだわけではありません。

ただし、メガネの度数が強すぎると近視が進む可能性があります。適切な度数のメガネをつくるため、まずは眼科でご相談ください。

  • メガネをかけたり外したりしていい?

問題ありません。

メガネをかけたりはずしたりしても、それにより近視の度が進むことはありません。
近視が軽ければ、遠くを見るときだけメガネをかければよいのです。近視が進行すると、近くを見るのにもメガネがあった方が便利なので、子どもの必要にまかせて判断してください。

  • メガネは弱めのほうがいい?

はっきり分かってはおりません。

以前は近視の子供にメガネを合わせる場合、遠方がはっきり見える度数よりもやや弱く処方すべきとされていました。その理由は、近くを見るときのピント合わせが近視を進めると考えられていたので、ピント合わせを少しでも減らすためです。

最近の研究では、遠くがはっきり見えるメガネのほうが、弱めに合わせたメガネより近視が進行しにくかったとの報告や、その逆に、弱めに合わせメガネのほうが進みにくかったとの報告もあり、どちらがいいかはいまのところ決着がついておりません。

が、少なくとも近くを見る状況においては,弱めに合わせたメガネのほうが目への負担が少なく疲れにくくはなります。

  • コンタクトレンズは何歳から使える?

年齢よりも大切なことがあります。

コンタクトレンズに、法律や明確な年齢制限はありません。しかし、一般的には、眼科医の指導のもとで装用が始まることが多いのは、小学校高学年から中学生くらいのお子さんです。
コンタクトレンズを装用する上で、年齢よりもはるかに重要なのが、お子さんの自己管理能力です。具体的には、以下の3つの能力が求められます。

  • コンタクトレンズのつけ外しがご自身でできること。
  • コンタクトレンズを清潔に保つためのケアができること。
  • 決まった装用時間を守ることができること。

これらの管理能力が備わっていなければ、たとえ大人でも装用はできません。

  • 近視が強いと何が問題?

将来、いろんな目の病気が起こりやすくなります。

強度近視は「ただ近視の度数が強いだけ」ではありません。
強度近視になると、以下のような病気が発生する可能性が高くなります。

  • 緑内障視神経がダメージを受け視野が欠けてくる病気。 
  • 網膜剥離眼球が長くなり、網膜が薄く弱くなるため、裂け目ができやすく、そこから網膜が剥がれる病気。 
  • 近視性黄斑変性網膜の中心(黄斑部)が傷ついて、出血や萎縮が起こる病気。 

これらの合併症は、進行すると視力に大きな影響を及ぼし、視覚障害の原因として常に上位にあります。

近視の発症年齢と近視の程度とは関係が強く、発症年齢が早いほど強度近視になるリスクが高まります。このことから、小児期のできるだけ早い時期から近視の進行を抑えることが、将来の目の健康のために非常に大切になります。