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緑内障について

緑内障と言われると「失明するのでは?」と心配なされる方が多いですが、病気への理解を深めていただき、治療を継続することで失明するリスクは大きく下がります。分からないこと、不安なことがあればどんな些細なことでも遠慮なさらず質問してください。

緑内障とは?

  • 目と脳をつなぐ「視神経」がダメージを受けることで、徐々に視野が狭くなっていく病気の総称。
  • 進行すれば視力も障害され失明にいたる可能性がある。
  • 40歳以上の20人に1人、60歳以上の10人に1人が緑内障を発症している。

  • 知らないうちに病気が進行しており、自覚症状が出る頃にはすでに視野障害が深刻なレベルにまでなっているというケースも稀ではない。

視野障害の進行  (イメージ像)  

初期

目の中心をややはずれたところに暗点(見えない点)ができます。自分自身で異常に気付くことはありません。

中期

暗点が拡大し、視野の欠損(見えない範囲)が広がり始めます。しかし、この段階でも片方の目によって補われるため、異常に気付かないことが多いです。

末期

視野はさらに狭くなり視野も悪くなって、日常生活にも支障を来たすようになります。さらに進行すると失明に至ります。

治療

緑内障の治療には、「薬物療法」、「レーザー治療」、「手術療法」の3つの方法がありますが、いずれも眼圧を下げて視神経へのダメージを減らし、視野障害の進行を食い止めることを目的に行います。どの治療法を選ぶかは、緑内障の種類や進行度合いなどによって判断されます。

一度障害された視神経をもとに戻す方法はなく、病気の進行をくい止めることが治療の目標なので、出来るだけ早期に緑内障を発見し、治療を開始することが非常に大切です。

SLT
(選択的レーザー線維柱帯形成術)

緑内障の治療は点眼薬が基本ですが、すべての方が十分な効果を得られるとは限りません

「点眼薬を何種類も使っても眼圧が下がらない」「副作用で点眼を続けられない」「点眼を忘れやすい」という場合、次のステップとして検討されるのがレーザー治療」です。

「眼圧コントロール」が鍵

なぜ眼圧コントロールが重要なのか?

  • 眼圧の上昇が視神経にストレスを与え、ゆっくりと視野が欠けていきます。
  • ただし、正常な眼圧でも緑内障を発症するケース(正常眼圧緑内障)が緑内障全体の7割以上を占めており、「眼圧が高い=緑内障」「眼圧が低い=安心」とは限りません。
  • 正常眼圧緑内障においても、もともと正常値に入っている(その人にとっては高すぎる)眼圧をさらに下げることにより進行を遅らせることができます。

つまり、視力を保つ=眼圧をコントロールすることが、すべての緑内障治療の基盤となります。

目標は「見える状態を一生保つこと」

緑内障治療は「治す」ではなく、「進行を止めて今の視野を守る」ことが目標です。

  • 今の見え方をなるべく長く維持すること。
  • 日常生活に支障のない視野を保つこと。

最近は治療薬の数も増え、緑内障治療の選択肢は広がっています。早期から適切な治療を行うことにより、一生涯生活に支障のない視野を保つことも可能になってきています。

緑内障についてより詳しくお知りになりたい方は緑内障の情報サイトをご覧ください。

サプリメント

当院では、サプリメント「グラジェノックス」を取り扱っております。