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ドライアイ

ドライアイは、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって目の表面に涙が均等に行きわたらなくなり、目の表面に傷が生じる病気です。エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズ装用者の増加に伴い、ドライアイ患者さんは増加しています。

ドライアイとは?

涙の量が少なかったり、あるいは量は十分でも質が悪くなることによって、眼の表面が乾燥して傷ついたり、見づらかったり、違和感がある状態のことをドライアイといいます。

「涙」と「まばたき」のはたらき

「涙」は目の表面をおおい、目を守るバリアのようなはたらきをしています。

ドライアイの要因には様々なものがありますが、とくにパソコン、コンタクトレンズ、エアコンなどを使用することで涙が蒸発しやすく、不安定になり、目の表面の細胞を傷つけてしまいます。


「まばたき」は、涙の分泌を促す刺激となって涙を出したり、目の表面に涙を均等に行きわたらせるはたらきを担っています。

通常の状態では意識しなくても1分間に20回くらいのまばたきをしていますが、パソコンやテレビなどの画面を見ているときはそれが1分間に34回程度とかなり減っているため、それだけ眼表面が乾燥しやすい状態になっているのです。

治療

ドライアイの治療は生活環境の改善と点眼液によって行います。
点眼治療はドライアイの原因によって4種類の点眼液を使い分けます。保湿作用のあるヒアルロン酸の目薬や、涙の成分を分泌させる目薬や、涙の成分を分泌する細胞の数そのものを増やす作用のある目薬で目の潤いを保ちます。

ドライアイ治療に使われる点眼薬
働き

商品名

涙液を補助 ソフトサンティア
涙液層を安定化 ヒアレイン
涙液中の水分やムチンの分泌を促進 ジクアス

粘膜の異常を改善・ムチンの分泌を促進

ムコスタUD

点眼治療でも効果が不十分な場合は、目頭にある涙の排水口をシリコン製のプラグや体温で固まるコラーゲンで栓をして涙を目の表面にためる方法もあります。

日常でできる対策

ドライアイの症状を感じれば、まず眼科での受診により、涙の量・状態そして角膜の状態を正しく検査することが大切です。