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結膜下出血について

特徴

結膜(白目)の下の細い血管が破れて内出血したもので、白目部分がべったり赤く染まります。何となくゴロゴロしたり、違和感を感じて自分で鏡を見て気づくこともありますが、人から目が赤いと言われて気づき、びっくりすることも多いです。

充血との違い

充血

充血は細い血管が拡張するため血走って真っ赤になります。

出血

出血は赤い絵の具でベターっと塗ったように 赤く染まり血管の走行がみえません。

原因

目に物が当たったなど原因がはっきりしている場合もありますが、特に原因となるものが思い当たらないことがほとんどです。白目の下の血管は細いので強くこすったり、くしゃみ・せき・過飲酒・いきみ等が誘因で起こることもあります。

結膜下出血を繰り返す原因の1つに結膜弛緩症があります。

症状

通常の出血ではほとんど痛みやかゆみ、目やになどの症状はともないません。また、目が見えにくくなったり、視野が狭くなったりすることもありません。万一、これらの症状を伴う場合は、必ず眼科医の診察を受けて下さい。

経過

12週間ほどで自然に吸収されることが多いのですが、強いものでは12ヶ月ぐらいかかります。いずれにしても自然に吸収されますので、ほとんどの場合心配はいりません。

治療

大部分は自然に吸収されるので無治療ですが、角膜(くろめ)に傷がある場合は点眼薬を使う場合もあります。

注意

頻繁に出血を繰り返したり、体の他の部分も出血することが多い場合は、動脈硬化、高血圧、糖尿病、出血性素因(貧血、白血病、紫斑病など)などの異常がないかどうかを内科で調べてもらって下さい。